//【夏グルメ 特集】ここは街中の避暑地。自然の中で涼をいただく

【夏グルメ 特集】ここは街中の避暑地。自然の中で涼をいただく

慈眼寺そうめん流し

 鹿児島のそうめん流しの大きな特徴である、回るそうめん流し器。慈眼寺公園内で56年営業する『慈眼寺そうめん流し』の赤いそうめん流し器は、「噴流式」を採用しています。中心から勢いよく噴き出す水は桜島の噴火口を、そうめんが流れる水路は錦江湾をイメージしているそうです。水はすべて地下水を使用し、40mほど上方の場所まで汲み上げてから落とす際の水圧だけで流しています。
 だしを効かせて甘めに仕上げた手作りのつゆでそうめんをいただきつつ、他のメニューも見逃せません。席の目の前を泳ぐ鯉をさばいた、新鮮な鯉あらいは酢味噌で。霧島産のマスの塩焼きは塩加減も絶妙で、甘酢をつけるとさらに美味です。このマスの塩焼きはテイクアウトすることもできます。デザートは手作りのじゃんぼ餅。こんがり焼き上げた一口サイズの餅に、甘さとコクのあるタレをたっぷり絡めていただきます。
 耳をすませば川のせせらぎ、緑あふれる風景は目にも涼しく。鹿児島市内の避暑地のような場所で、夏ならではの涼を楽しみましょう。

そうめん定食A(1750円)/そうめん、鯉あらい、マスの塩焼き、鯉こく、おにぎり、香の物
そうめん定食B(1350円)/そうめん、マスの塩焼き、鯉こく、おにぎり、香の物
写真はそうめん定食A。じゃんぼ餅は単品(220円)で注文しよう

 

そうめんは寝かせることで身が締まって食感にコシが出る。同店では手延べそうめん‟揖保乃糸”の3年ものを使用

 

もう一つの名物、じゃんぼ餅は谷山が発祥の地という説があり、昔ながらの素朴な味。1箱10個入りの持ち帰り用もある

 

店舗のすぐ隣には、自然の中を散策できる遊歩道が。おいしい食事でお腹がいっぱいになったら歩いてみよう

 

DATA

【住】鹿児島市下福元町3785-1(慈眼寺公園内)
【営】10:00~18:00(7、8月は19:30、10月は17:00まで)
営業期間:3月中旬~10月末まで
【休】不定
【P】あり
【キャッシュレス決済】なし
【問】099(268)2504