美味しいものと 素敵な空間と 心とお腹を満たす休活
いつもと違う空間は、なんだか心をときめかせてくれるもの。
店主のこだわりがちりばめられた内装やインテリアに心が華やぎ、独自のコンセプトを彩った料理でお腹に充足感をもたらす非日常のカフェタイムを。
本や古道具との出合いに満たされて
パトリ店主である福守さんが古道具にはまるきっかけとなった小さな木製の棚。20歳のときに出合ったというその棚は今でも『パトリ』の店内奥に大切に飾ってあります。
2022年12月に谷山から移転オープンした同店は、雑貨・古道具の販売とカフェ という従来のスタイルに、暮らしの本や生活に潤いを与える古書を加えて、さらに魅力的な空間となりました。元々事務所だった建物を自分たちの手でリノベーションしてオープンさせたのも福守さんらしい選択だったようです。
子育てや仕事に追われていた時期、カフェを訪れることが唯一の一人を楽しむ時間だったという福守さん。店内のあちこちに置かれている古書の類も、古本屋巡りが趣味の福守さんが集めた大切な本ばかり。
食事をしながら、また食事を待つ間に気軽に手にとってもらえるように、との思いが詰まっています。
ほっとする味のランチと心遣いがうれしいカフェ
店内で提供される月替りのランチは、「基本は家族に食べさせたい普通のご飯。実家に帰ってきたような気分になってもらえたら」という思いが込められています。フランス語で「故郷」を意味する『Patrie』。この味に故郷に戻ったような懐かしさを覚える人も多いそう。
初心者に向けて古道具選びのコツを伺うと、「例えば部屋の中のコーナーや一画から始めて、徐々にテーブルや椅子などに広げていくと良いのでは。お気に入りのものを置くことで癒されます」とアドバイスしてくれました。
いつまで経っても色あせない新鮮な輝きを放つ明治や大正時代などの古道具。本来の用途にとらわれず、使う人のアイデア次第で新しい使い方が生まれるのも魅力の一つ。来店した人にはなるべく一声かけるという心遣いや道具や本に対する真摯な思いにも、心地よい空間が生まれる秘密がありそうです。
今後は地元に愛される店を目指して「朝市」も定期的に開催していく予定だとか。人と古道具、人と人、繋がりを大切にする福守さんの姿勢がパトリファンを増やしているようです。
DATA
【住】日置市伊集院町清藤1322-6
【営】11:30 ~ 17:00 (カフェタイム14:00~16:00 OS)
【休】火・水・木曜 (その他不定休あり)
【P】あり
【キャッシュレス決済】あり
【問】070(2667)3828
INSTAGRAM @book_antique_patrie