琥珀色の餡に照らされて、より一層たまごが黄金に輝いて見えます。創業10年目となる2020年に鹿屋から大崎に移転し、新たなスタートを切った中華料理店『珀虎』。高校卒業以降、中華一筋、20年以上この道を極めたオーナーが作り出す料理は、どれもシンプルながら確かな味わいで、多くの人を虜にしています。
そんな珀虎の“天津飯”は、なんといってもとろとろっとしたたまごが特徴。スプーンを通すだけで、その感触が伝わります。一口頬張れば、たまごのとろとろ具合もさることながら、人参やきくらげ、自家製チャーシューの切れ端といった具材の食感が楽しく、それらをやさしく包む甘酢の餡にさらに食欲を掻き立てられること間違いなしです。「特別な食材は使ってないんです」という言葉こそ、美味しく美しい天津飯がオーナーの熟練技によって生み出されている何よりの証拠。中華の職人が作り出す芸術作品がここにはありました。
【メニュー名】天津飯
【店名】珀虎(びゃっこ)
【価格】680円
直径13~14cmはありそうなそのボリュームにも驚く。ミニサイズ(480円)もあるので、女性や少食の人でも安心。ほかプラス380円で定食のご飯を天津飯に変更可能
🍳Happy EGG Point
とろとろ食感の秘訣は、オーナーの長年の勘。表面に軽く火を通す感覚でこの食感を作り出すというが、素人には真似のできない職人芸
同店の様々な料理に使われる手作りの鶏がらスープ。天津飯もこのスープをベースにタレや餡が作られる、まさに味の決め手
移転オープンから数カ月にして、すでに地元の人々の憩いの場として愛されている。お客さんとつかず離れずの距離感も居心地がいい
Data
【住】曽於郡大崎町假宿1135-3
【営】11:00~14:00、18:00~21:00
【休】日曜
【P】4台(その他駐車スペースあり)
【キャッシュレス決済】あり
【問】0994(01)0163または070(4716)0901
Instagram @chuuuka_byakko