醸造ニューウェイブ
栽培に適した自然環境、醸造に適した気候風土と豊かな水を活かして生まれる、新しい鹿児島の味。それをより一層美味しくするのは、作り手の情熱かもしれません。
約46万平方メートルという広大な敷地面積を誇る『霧島さくらフルーツランド』。その一画にある「霧島さくら農園」で、国内では有数のワイン産地である山梨県のワイナリーの指導を受け、ワイン用のブドウ栽培が始 まったのは2006年のこと。
まずは赤ワインの品種であるメルロと自生種を掛け合わせた栽培からスタート。土壌や気候に左右されるブドウ栽培は一筋縄ではいかず「ワイン用ブドウを苗木から育てることの難しさを痛感しました」と話すのは、統括責任者の瀬戸口さん。
その努力が実り、2020年に県内初となるワイナリーが完成し、同年、ファーストヴィンテージとなるワインが誕生。園内で栽培したブドウで赤・白・ロゼなどのワインが醸造されています。
「まずは鹿児島の人に霧島産のワインを飲んでもらいたい」。製造責任者の保田さんの目には次のワインが見えているようです。
(写真)園内にある「霧島さくら館」で販売されている霧島産のワイン。グラスでの試飲(500円~)もできるので好きな味を見つけて。この夏、新商品となるスパークリングワインの販売も予定
霧島さくらフルーツランド
【住】霧島市国分重久 5631-2
【営】19:00~17:00
【休】不定休
【P】あり
【キャッシュレス決済】 あり
【問】0995 (73) 3900
INSTAGRAM @sakurafarms
「よかど鹿児島」 (鹿児島銀行本店ビル) 内にあるアンテナショップでは、ワインの販売も行っている