伝統リデザイン
大切な伝統の味を次世代にも伝えるため、進化し続ける地元企業の新たな挑戦にクローズアップ!
“食を楽しむ”展開へのこだわり
鹿児島県民にとって料理や食卓に欠かせない甘口の醤油。
甘い醤油の由来には諸説あり、人をもてなすため甘いものを提供したから、辛い焼酎に合わせて甘い味付けのつまみが好まれたなど、食文化の変化により甘口醤油が使われるようになったともいわれています。
1927(昭和2)年の創業以来「サクラカネヨ」の屋号で知られる『吉村醸造』の醤油は、コクのある旨みと奥深い甘みが特徴。本社の直売所では、人気の醤油のソフトクリームや今では珍しくなった醤油の量り売りも。2018年には調味料を発信する拠点として鹿児島県歴史・美術センター黎明館内に『城山シーズニング』 もオープンしました。
直売所に併設された「つるまるキッチン」では、ランチタイムに調味料の新しい使い方を知ってもらおうとの思いから4つの定食を提供。同社ならではの量販店にはない“食を楽しむ”展開にこだわっています。
(写真)江戸時代に建てられた米蔵を2012年に改装。和モダンな外観が国道沿いにひときわ目を引く本社直売所(いちき串木野市)
「変わらぬ美味しさのために、変わり続ける」
年々醤油の消費量が減少する中で、同社では今も昔も変わらず個人宅への配達も継続。手作り味噌教室やだんご作り体験など、市場のニーズに応えた試みも行われています。
「時代にマッチした商品作りを心がけファンやリピーターを増やしたい」と話すのは広報担当の栗野さん。地元・小正醸造嘉之助蒸留所の木樽に鹿児島県産の大豆を使った“木樽味噌”や、甘さを極めた“極甘醤油”など、新たな商品開発にも力を入れています。
「お客様にとっての変わらぬ美味しさのために、日々変化していきます」。四代目社長の吉村康一郎さんの言葉通り時代の進化に対応しながらも、地道にお客様のニーズに応える企業姿勢が、今なお根強いファンを持つ原動力といえそうです。
サクラカネヨ (吉村醸造)
本社サクラカネヨ直売所
【住】いちき串木野市大里5565
【営】10:00~17:00
【休】木曜
【P】あり
【キャッシュレス決済】あり
【問】0996 (29) 5898
https://sakurakaneyo.com/
城山シーズニング
【住】鹿児島市城山町7-2 黎明館1F
【営】10:00~17:00 (ランチ 11:00~14:00)
【休】月曜、毎月25日 (土・日・祝日の場合は営業、ほか黎明館の休館日に準ずる)
【P】あり
【キャッシュレス決済】あり
【問】099 (213) 9554
INSTAGRAM @shiroyamaseasoning