//【地産知詳 特集】料理人の心意気! 食事とのペアリングを楽しむビール。

【地産知詳 特集】料理人の心意気! 食事とのペアリングを楽しむビール。

醸造ニューウェイブ
栽培に適した自然環境、醸造に適した気候風土と豊かな水を活かして生まれる、新しい鹿児島の味。それをより一層美味しくするのは、作り手の情熱かもしれません。

 

ビール造りに必要とされるのが、麦芽、ホップ、酵母、そして大きな要因となる水。

水源豊かな南九州市川辺町で、次世代の食文化を生み出す複合施設「TANOKAMI STATION(タノカミステーション)」との協働プ ロジェクトとして、クラフトビールの製造に携わることになったのが、『SANKAKU Beer Works』ビール事業責任者の林賢太さんです。

自らも料理人として腕を振るう傍ら、食にまつわるさまざまなイベントを手がけてきた林さんが、この企画をスタートさせたのは4年前。初めてのことで手探り状態の中、コロナ禍、醸造設備に必要な半導体不足など、次々と起こる不測事態を乗り越えてこられたのは「いろいろな料理にあうビールを一から造りたい、ビールの可能性を広げたい」という強い思いがあったからこそ。

人との繋がりを何より大切にする林さん。心待ちにしている人のために、サンカクビールは、いよいよこの夏デビューの予定です。

(写真)「今までのビールのイメージを変えたい。のど越しの良さだけではない、余韻が残るようなビールを」。「SANKAKU Beer Works」の林賢太さん(右)と製造スタッフの平石義直(よしまさ)さん

 

発酵タンクの配置や動線など、動きやすいように工夫された醸造所

 

温暖な気候では難しいといわれるホップの栽培。道の駅川辺やすらぎの郷、串木野、加世田の3カ所で行われている

 

タップ(ビールを注ぐ蛇口)は、ビールの種類に合わせて用意

 

原料となる麦芽(モルト)は、イギリスから輸入したものを使用

 

全く未経験の分野への挑戦ながら、 鹿児島のクラフトビールの先駆け的存在「城山ブルワリー」の指導を受けビール造りをスタート

 

南薩の豊富な食材と生産者、地域を超えて活動するシェフやフード関連企業をつなぐことで次世代の食文化を発信する取り組みを行っている「タノカミ・ステーション」。「SANKAKU Beer Works』はこの一角で始動する

 

SANKAKU Beer Works

【住】南九州市川辺町平山6978 (タノカミ・ステーション内)
【問】0993 (76) 1128
https://tanokamistation.jp