明日誰かに教えたくなる!南の島発の特産品
鹿児島が食の宝庫と言われる所以は、島々にあり!独自の環境の中で育まれた生産量日本一の特産品や、外国産が広く流通している食品の生産・商品化への挑戦など、知る人ぞ知る鹿児島の離島生まれの逸品にクローズアップ。
初の国産コーヒーを栽培して今年で10年目
私達の毎日の生活に欠かせないコーヒー。
主に外国産の豆が広く知られていますが、15年前まだまだ未開の分野であった国産コーヒー豆の栽培に挑戦した『ノアコーヒー』の東さつきさん。きっかけは、2008年に霧島市隼人町に県産食材を使ったメニューを提供するカフェをオープンしたことから。
自らも栄養士の資格を持つだけに、無農薬にこだわった国産コーヒーで食の安全を目指したいと一念発起。沖永良部島出身の東さんは父親の協力を得て、同年島内初となるアラビカ種100本の苗木を植栽しました。
土壌の改良や剪定、度重なる台風被害などの試練を乗り越え、2016年に収穫した100キログラムを初出荷。さらに国産コーヒーならではの付加価値を見いだすための研究新商品開発にも取り組み、やがて国産コーヒーの健康効果を追及すべく鹿児島大学との共同研究もスタートさせました。
(写真)自然豊かな霧島で、美味しいコーヒーを飲みながらゆったり過ごして
果実を丸ごと焙煎したコーヒーの誕生!
「コーヒー豆の成分を無駄にすることなく、丸ごと焙煎する方法を確立したい」との思いから、コーヒーの赤い果実の部分に着目した東さんは、外皮を焦がさず中心の豆までしっかり焙煎できる技法を開発し特許を取得。これにより誕生したのが、“果実の極み”です。
少量焙煎に加え遠赤外線を利用した豆は、ポリフェノール類を豊富に含み、表皮の栄養素と豆の旨みを併せ持つ仕上がりに。スタートから15年、今や沖永良部島の農園には4000本のコーヒーの木が植栽されています。
「日本人が作るこその良さにこだわってきました。ひいてはそれが食の安全にも繋がるから」と東さん。世界のコーヒー分布図に日本も加えたい、沖永良部島に日本初のコーヒーの集荷場を、とますます夢は広がっています。
NOAH COFFEE
ノアコーヒー テイクアウトショップ
【住】霧島市隼人町内666-3
【営】10:00~18:00
【休】なし
【P】あり
【キャッシュレス決済】あり
【問】0995 (50) 0455
https://noa.jun-kensetsu.jp/
ノアコーヒー本店 カフェ
【住】霧島市隼人町1449-1
【営】19:30-17:00
【休】なし
【P】あり
【キャッシュレス決済】あり
【問】0995 (50) 1646
https://noah-coffee.com