巻頭特集は「今、売れている 人気商品厳選50」。20世紀が終わりに近づき、ノストラダムスの大予言を子どもだましと笑いつつも、あまりにインパクトが大きく暗いニュースが続くため、大人も少し本気で気にしていた平成11年(1999年)。
鹿児島の主要ショップに、服飾、雑貨、フード、メカなどの最新トレンドを教えてもらう特集を今見ると…バブル期より着安く楽でデイリーユースを考えたファッションや、アジアン雑貨のくつろぎムード、カラフルなiMacなど。
癒しを求めるちょっと疲れた気持ちと、徐々に近づくIT革命への期待・不安など、世紀末にみんなが抱えていた「気分」も垣間見えるようです。
そのほか、グルメ特集としてカレーが採りあげられ、今は無く店から今も活躍する店まで14店舗が掲載。一時期、チェーン店も多かった『A-1』のカレーの皿が懐かしい…
巻末には「天文館に新しい街」と題し、CAPARVOビルの紹介も。単なるビルというより、音楽や美容、書籍など文化発信型のテナントが集う場として、注目を集めていたことが思い出されます。