中綴じ390円で始まったKAGOSHIMA CITY情報誌「LEAP」。
表紙は1992年ユニチカ水着キャンペーンモデルの渡辺由紀さん(後に「ひとつ屋根の下2」など多くのCMやドラマにも出演)。
目次に並ぶコンテンツから、当時の読者ターゲットがOLだったことが分かる。
「かごしまのOL その知られざる実態」では、鹿児島で働く女性たちの収入から初体験、男性の好みまで、大胆取材!憧れの車や旅行の特集や、「一泊二日るんるん温泉旅行」の“るんるん”(林真理子)、文中に出てくる“花金”、“ユーミン”などのボキャブラリーが、バブル時代を感じさせる。
このほどサービス終了が発表された「ポケベル」をはじめとする当時の電子機器や、トレンディ―なテレビ番組、天文館界隈のショップなど、時代を写す企業広告も見物だ。
以下は、LEAP創刊によせた当時の編集長・西みやびさんの言葉。現編集部一同、改めて奮起させられる思いです!
「鹿児島から中央に発信する、そんな雑誌を作りたいな」
「LEAP」は、こんな発想のもとにスタートしました。
創刊ブームと言われ、書店に行けば華やかに並べられている様々な中央誌。その中に、地元出版社で作られた雑誌が肩を並べられないのはくやしいな、と思ったのです。
私たちが知りたいのは聖子ちゃんや明菜の話であり、ちょっと知的な話であり、地域に密着した、おもしろくて役に立つ情報だ―。だから、LEAPスタッフは「タウン誌ではなく、シティ情報誌だ」ということに“こだわり”を持っています。
「LEAP」の意味は“飛躍する”。
鹿児島に古くから伝わることわざ「泣こかい、飛ぼかい、泣こよかひっ飛べ」にちなんでつけました。
「地方だから」とか「鹿児島だから」といった発想を捨て、私たちは中央誌と地方誌の最大の違いであるビジュアル・クオリティを最重要視しながら、鹿児島の若者が本当に必要とする情報を求めて飛び回りたい、と思っています。
2号、3号、4号…と号を重ねるごとにもっとずっと良くなるように、スタッフ一同、全力で頑張ります。読者あっての「LEAP」だ、ということを念頭に置きながら…。
末永いご支援をよろしくお願い致します。