巻頭特集「今すぐ一日体験のススメ」から、ミレニアムの頃に流行っていたワークショップやアクティビティを見ることが出来ます。
編集部からの連休の過ごし方の提案として、アートやグルメ、お洒落、アクティブ、農業などの一日体験を「個性派レジャー」と位置付けて推しています。今、モノ消費よりコト消費とか、体験型観光の需要の高まり、が指摘されていますが、LEAPではいち早く(偶然?)、最新型の連休の過ごし方を提案していたようです。
陶芸にハーブ染め、そば打ち、シュガーアート、ビーズアクセサリー、かづら工芸、人形作り(カントリードール)など、ちょっと懐かしく感じますね。グラススキー、茶摘み体験、搾乳体験など素朴なものから、パソコン制作、まが玉焼き、自主制作CD体験というユニークなものも。今は無きゴールドパーク串木野では、“宝石砂金採り”なんて面白い体験ができたんだな、ということも分かります。
巻中には、連休おすすめの食事スポットからファッションホテルまでを紹介する恋人同士向けの「G・Wのデートスポット」もあります。直後のページにはモノクロの『「恋のきっかけ」教えてください』というアンケート特集があり、顔出しで取材に応じるラブラブカップルの熱気に当てられしまいそうな、勢いのあるページ展開です。
デートや手仕事体験とも違うゴールデンウィークの過ごし方として、どこへも行かずに自宅を片付ける、という選択肢も世間にはあります。かなり地味ですが、実際にはよく聞く話。そんな人の参考になりそうな巻中特集が「1万円台以下で探したインテリア」。お金をかけずに夢の部屋づくりを実現、と銘打ち、ナチュラル、フレンチポップ、カントリー、エスニック、和風の各章で、各インテリアショップから商品をセレクトしています。惜しむらくは、その商品たちをどう部屋内で展開するか、が不明なこと。
でもヒントはあります。D.I.Y.と題した最後の章に、部屋の飾り方やちょっとした工夫が載っています。年月を経て誌面を振り返ってみると、こういう知識の方が、商品そのものよりも流行に左右されないものだな、と気づきます。